Seadas
サルデーニャ風チーズフリット はちみつ添え
サルデーニャの農村料理に起源を持つ揚げ菓子。セモリナ粉の生地で包んだフレッシュペコリーノを揚げ、苦みのあるコルベッゾーロ蜂蜜をかけて食べる。塩気と甘みの対比が絶妙。
この料理について
サルデーニャの農村部バルバジア地方の羊飼い文化から生まれたセアダスは、本来デザートではなく食事でした。小麦粉の生地でチーズを包んで揚げる——これは羊飼いが山で作れる保存食であり、蜂蜜は後から加えられた要素です。
コルベッゾーロ(イチゴノキ)から作られる蜂蜜はサルデーニャの特産品で、苦みが強く独特の後味があります。この苦みがチーズの塩気と組み合わさり、「アグロドルチェ(甘酸っぱい)」ではなく「アマロドルチェ(甘くて苦い)」という、イタリアの他のドルチェには存在しない独自のバランスを生みます。
揚げたてを食べることが前提の料理です。時間が経つと生地が固くなり、チーズが冷えて質感が変わります。「揚げる→盛り付ける→蜂蜜をかける」の一連の動作を素早く行うことが、この料理のキッチン側の前提です。
材料(6人分)
- セモリナ粉(超細挽き)300g
- ラード(または無塩バター)50g
- ぬるま湯150ml
- 塩3g
- フレッシュペコリーノ(または軽く熟成)400g少し酸味があるものが本格的。フレッシュペコリーノ・カジョール・またはフィオーレ・サルドの若いもの
- レモンとオレンジの皮1個分ずつ国産・ノーワックスのものを使用。白いワタを避けて表皮だけをすりおろす
- 揚げ油1000ml175〜180℃
- コルベッゾーロ(アルブータス)蜂蜜200g苦みがあるほど本格的。入手できなければ百花蜜で代用可
作り方
生地を作り休ませる
- 1 セモリナ粉300g・ラード50g・塩3g・ぬるま湯150mlを合わせてなめらかな生地にこねる(10分)。
- 2 ラップして30分休ませる。
完了の目安
なめらかで均一な生地になれば次へ(30分後)。
チーズを準備する
- 1 フレッシュペコリーノ400gをすりおろすか細かく砕く。
- 2 レモンとオレンジの表皮だけをすりおろす。
- 3 すりおろした柑橘の皮をチーズに加えて混ぜる。
完了の目安
均一に混ざれば次へ。
生地を伸ばして円に抜く
- 1 生地を2〜3mm厚に伸ばす。
- 2 直径10〜12cmの円に抜く。
完了の目安
均一な厚さの円に抜ければ次へ。
チーズを包んで閉じる
- 1 チーズを円の中央に平たく乗せる。
- 2 もう一枚の生地で蓋をする。
- 3 フォークで縁をしっかり押しつけてすき間なく閉じる。
完了の目安
縁が完全に閉じられれば次へ。
注意点
すき間があると揚げた時に溶けたチーズが漏れる。しっかり閉じる。
揚げる
- 1 揚げ油を175〜180℃に熱する。
- 2 セアダスを数枚ずつ揚げる。片面2〜3分、裏返してさらに2〜3分。
完了の目安
きつね色になれば揚げ上がり。
注意点
一度に入れすぎない。
蜂蜜をかけて提供する
- 1 ペーパータオルで油を切る。
- 2 熱々のうちに皿に盛る。
- 3 コルベッゾーロ蜂蜜をたっぷりかけて提供する。
注意点
冷えると食感が落ちる。熱々のうちに提供する。
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