Polpo alla Luciana
タコのルチアーナ風煮込み
ナポリ・サンタルチア漁港の漁師が生み出した料理。タコを蓋付き土鍋に入れ、水を加えずにトマト・オリーブ・ケッパーの汁気だけで1時間密閉蒸し煮する。タコ自身の水分で蒸されることでとろける食感に。
この料理について
ナポリのサンタ・ルチア地区は、ナポリ湾に面した漁師の町です。古くからここの漁師たちは「ルチアーニ」と呼ばれ、早朝に港に集まって魚介類を水揚げし、自ら料理して売る文化を持っていました。
ポルポ・アッラ・ルチアーナはその漁師の料理です。タコをにんにく・トマト・黒オリーブ・ケッパー・パセリと共に、蓋をして弱火で長時間蒸し煮にします。「蓋をして揺らすな」が鉄則で、蓋を開けた瞬間に失われる蒸気こそが、タコを柔らかくする力の源です。
ナポリでは「タコは2回だけ叩け。あとは火と時間が仕上げる」と言われます。タコの繊維を断ち切るための叩きと、長時間の低温調理——この組み合わせがルチアーニの伝統的な調理法です。
材料(4人分)
- マダコ(生)1kg冷凍解凍のものでも可。生の場合は粗塩でよく揉んでぬめりを取ること
- ミニトマト300g半分に切る
- ガエタオリーブ(黒)100g
- ケッパー(塩漬け)30g水洗いして塩を落とす
- にんにく3片つぶす
- イタリアンパセリ1束みじん切り
- 唐辛子1本
- エクストラバージン・オリーブオイル80ml
作り方
1約20分
タコを下処理する
- 1 生タコを使う場合は粗塩(大さじ2)をまぶしてよく揉み、ぬめりを取る。流水でよく洗い流す。
- 2 タコをたたいて(または冷凍解凍で)柔らかくしておく。
- 3 頭を裏返して内臓・目・くちばしを除き、よく洗う。
- 4 にんにく3片をつぶす。
- 5 イタリアンパセリをみじん切りにする。
- 6 ミニトマト300gを半分に切る。
2約3分
煮込みを始める
- 1 蓋付きの厚手の土鍋にオリーブオイル80mlとつぶしたにんにく・唐辛子を入れる。
- 2 タコを丸ごと入れる。
3約1時間5分
密閉して蒸し煮にする
- 1 ミニトマト・オリーブ・ケッパーを加える。
- 2 ふたをしてごく弱火で1時間完全に密閉して煮る。
完了の目安
1時間後に次へ。
注意点
水は絶対に加えない。途中で絶対にふたを開けない。
4約5分
仕上げて盛り付ける
- 1 ふたを開け、竹串がスッと入るかでタコの柔らかさを確認する。
- 2 タコを食べやすく切り、パセリを散らして盛り付ける。
完了の目安
竹串がスッと入れば完成。
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