Polpette al Sugo
肉団子のトマト煮込み
合いびき肉、硬くなったパン、卵、パルミジャーノ、パセリを練って揚げ焼きし、トマトソースで煮込む家庭料理のセコンド。身近な材料で作れるが、パンを牛乳で戻す、肉を練りすぎない、表面を焼いてから煮るという基本技術が仕上がりを左右する。
この料理について
ポルペッテはナポリをはじめとする南イタリアの家庭料理を象徴する一品です。レストランに並ぶ料理ではなく、日曜日の昼食に家族のために作られる料理として長く親しまれてきました。南イタリアでは、同じ鍋のトマトソースをプリモのパスタに絡め、ポルペッテ本体をセコンドとして出す「二度使い」の食卓が今も続いています。
食材は合いびき肉、固くなったパン、卵、チーズです。高価な素材は必要ありません。硬くなったパンを牛乳で戻して混ぜ込む習慣は、余りものを出さない「クチーナ・ポーヴェラ(貧しい人の料理)」の知恵から生まれています。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて南イタリアからアメリカへ渡った移民たちは、この料理も一緒に持ち込みました。大西洋を渡る間にポルペッテはパスタと一皿にまとめられ、「スパゲッティ&ミートボール」として現地に根付きます。故郷の料理が異国の地で別の正典を作った、鮮やかな例です。
材料(4人分)
- 合いびき肉600g
- 硬くなったパン80g中身を使い、牛乳に浸して絞る
- 牛乳100ml
- 卵1個
- パルミジャーノ・レッジャーノ50g細かくすりおろす
- イタリアンパセリ20gみじん切り
- にんにく1片すりおろす
- パッサータ(トマトピューレ)700ml
- 玉ねぎ1個みじん切り
- エクストラバージンオリーブオイル80ml
- 塩8g
- 黒胡椒2g
作り方
時間を置く
- 1 硬くなったパン80gは中身をちぎり、牛乳100mlに10分浸す。
完了の目安
中心まで柔らかくなったら軽く絞り、手で細かくほぐす。
材料を準備する
- 1 パルミジャーノ50gを細かくすりおろす。
- 2 イタリアンパセリ20gをみじん切りにする。
- 3 にんにく1片をすりおろす。
- 4 玉ねぎ1個をみじん切りにする。
材料を合わせる
- 1 ボウルに合いびき肉600g、戻したパン、卵1個、パルミジャーノ50g、イタリアンパセリ、にんにく、塩小さじ1、黒胡椒を入れる。
- 2 指先でつかむように1〜2分混ぜ、肉の粒が残る程度で止める。
注意点
練りすぎて粘土状にしない。
形を整える
- 1 肉だねを12等分し、手に少量の水をつけて直径4cm程度に丸める。
完了の目安
表面に割れ目がなく、押すと少し弾力がある状態に整える。
材料を合わせる
- 1 広いフライパンにエクストラバージンオリーブオイル60mlを中火で熱し、ポルペッテを入れる。
- 2 転がしながら6〜8分焼き、全面が濃いきつね色になったら取り出す。
- 3 中まで火を通し切らなくてよい。
香味を炒める
- 1 同じフライパンの余分な油を大さじ2ほど残し、玉ねぎを中火で6分炒める。
- 2 透明になり甘い香りが立ったらパッサータ700mlと塩小さじ1/2を加え、5分煮立てる。
ソースを作る
- 1 ポルペッテをソースに戻し、弱火で25分煮込む。
- 2 途中で一度だけ静かに上下を返す。
- 3 ソースが肉にまとい、ポルペッテを切った中心が淡い茶色で肉汁が澄んでいれば完成。
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