Pollo alla Valdostana
鶏肉のヴァッレ・ダオスタ風
アルプスの山岳州ヴァッレ・ダオスタの郷土料理。鶏胸肉にプロシュートとフォンティーナを挟み込み、バターで焼いてマデイラ(またはマルサラ)ソースを纏わせる。山の酪農が生んだ濃厚でエレガントな一品。
この料理について
ヴァッレ・ダオスタはイタリア最小の州です。モンブランとグランパラディーゾに囲まれた山岳地帯で、フランスとスイスの国境に接しています。ここでは牧草地の牛が良質な乳を出し、フォンティーナというチーズが生まれました。フォンティーナは溶けやすさが際立つチーズとして知られ、この地方の料理において特別な役割を果たしています。
ポッロ・アッラ・ヴァルドスターナは、アルプスの酪農文化と山岳地帯の料理が交差する一皿です。鶏胸肉にプロシュートとフォンティーナを挟み込み、バターで焼いてマデイラのソースで仕上げる——シンプルな材料の組み合わせですが、フォンティーナが溶けて流れ出す瞬間が料理の完成を告げます。
アオスタ渓谷の伝統的な料理は、険しい地形の中で長期保存できる食材——チーズ、プロシュート、バター——を中心に発展しました。機能から生まれたその組み合わせは、現代のレストランでも十分に通用します。
材料(4人分)
- 鶏胸肉4枚(各200g)厚みを半分に開く(バタフライカット)か、横に切り込みを入れてポケットを作る
- フォンティーナ・チーズ120g薄切りまたは小さく切る。よく溶けるものが必須
- 生ハム8枚薄切り
- バター60g
- マデイラワインまたはマルサラ(辛口)100mlソース用。辛口を使う
- チキンブロード100ml市販のチキンコンソメスープ可
- セージ(生)4枚
作り方
鶏肉にフィリングを詰める
- 1 鶏胸肉4枚の厚みに横に切り込みを入れてポケットを作る(切り落とさないよう注意)。
- 2 ポケットの中にフォンティーナ120g(薄切り)とプロシュート2枚を重ねて入れ、爪楊枝で口を閉じる。
- 3 両面に塩・こしょうをする。
注意点
切り込みを深く入れすぎて切り落とさないよう注意。
バターとセージを熱する
- 1 フライパンにバター60gとセージ4枚を入れて中火にかける。
- 2 バターが溶けて泡が出てきたら鶏肉を置く。
完了の目安
バターの泡が出てきたら肉を投入。
鶏肉を焼く
- 1 中火で片面5分ずつ焼く。
- 2 焼けたら取り出す。
完了の目安
チーズが溶けてはみ出し始めたら焼き色がついてきた証拠。両面焼けたら取り出す。
マデイラソースを作る
- 1 同じフライパンにマデイラ100ml(またはマルサラ)を注いで強火にし、30秒アルコールを飛ばす。
- 2 チキンブロード100mlを加えてさらに煮詰め、とろりとしたソースにする。
完了の目安
ソースがとろりとしたら次へ。
鶏肉にソースをかける
- 1 鶏肉の爪楊枝を外す。
- 2 ソースをかけて盛り付ける。
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