AUTHENTIC RECIPE

Merluzzo alla Livorneseタラのリヴォルノ風トマト煮

Merluzzo alla Livornese(タラのリヴォルノ風トマト煮)
難易度★★★☆☆ 準備15分 調理25分 分量4人分 地方中部イタリア・リヴォルノ

タラの切り身をにんにく、トマト、黒オリーブ、ケッパーで短時間煮るリヴォルノ風の魚料理。日本で手に入りやすい生タラで作りやすく、魚を崩さず火を入れる温度管理と、塩気の強い副材料をソースに馴染ませる加減が要点。

本場中部イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。

100 / 100

AUTHENTICITY SCORE

本格度スコア

標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。

材料(4人分)

4
  • 生タラ切り身600g(4切れ)骨を確認し、水気を拭く。厚さ2〜3cmの切り身が扱いやすい
  • ホールトマト缶400g手で粗くつぶす
  • 黒オリーブ80g種を除く。大きいものは半分に切る
  • ケッパー(塩漬け)25g水で洗い、10分水に浸けて塩抜きする
  • にんにく2片薄切り
  • イタリアンパセリ15gみじん切り
  • 辛口白ワイン80ml
  • エクストラバージンオリーブオイル50ml
  • 6g
  • 黒胡椒1g

作り方

1約12分

食材を下処理する

  • 1 生タラ切り身600gは骨を指で確認して抜き、キッチンペーパーで水気を拭く。
  • 2 両面に塩小さじ1/2を振って10分置き、表面に出た水分をもう一度拭く。
2約10分

食材を下処理する

  • 1 ケッパー25gを水で洗い、10分水に浸けて塩抜きする。
  • 2 水気を切る。
  • 3 黒オリーブ80gは種を除き、大きいものは半分に切る。
3約6分

材料を準備する

  • 1 にんにく2片を薄切りにする。
  • 2 イタリアンパセリ15gをみじん切りにする。
  • 3 ホールトマト缶400gを手で粗くつぶす。
4約4分

材料を合わせる

  • 1 広いフライパンにエクストラバージンオリーブオイル50mlとにんにくを入れ、弱火で2分温める。
  • 2 にんにくが薄く色づき香りが立ったら辛口白ワイン80mlを加え、中火で1分煮立てる。
5約8分

煮る

  • 1 つぶしたホールトマト、黒オリーブ、ケッパーを加え、中火で8分煮る。
  • 2 ソースが軽く煮詰まり、オリーブとケッパーの塩気がソースに馴染んだら次へ。
6約8分

ソースを作る

  • 1 タラを皮目がある場合は皮目を下にしてソースへ入れる。
  • 2 弱火に落とし、蓋をして6〜8分蒸し煮にする。

注意点

身の中心が白くなり、箸で押すと大きな層でほぐれる状態になったら火を止める。

7約2分

ソースを作る

  • 1 フライパンを傾けてソースを魚にかけ、木べらで魚を動かさずに1分馴染ませる。
  • 2 黒胡椒を挽き、イタリアンパセリを散らす。
  • 3 身が崩れないようソースごと皿に滑らせて盛る。

INGREDIENT OPTIONS

手に入る食材で、本格の輪郭を保つ

タラのリヴォルノ風トマト煮は、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。

生タラ切り身の代わりに

スズキ切り身

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

淡白で近い仕上がり。皮付きなら香りが増す

生タラ切り身の代わりに

真鯛切り身

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

身が締まり、上品な甘みが出る。煮崩れしにくい

ホールトマト缶の代わりに

パッサータ(トマトピューレ)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

滑らかなソースになり、港町風の粗さは少し弱まる

煮詰め時間を2分短くする

黒オリーブの代わりに

グリーンオリーブ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

酸味と青い香りが強くなり、印象が明るくなる

ケッパー(塩漬け)の代わりに

ケッパー(酢漬け・水切り)

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

酸味がやや前に出る。水で軽く洗うと使いやすい

にんにくの代わりに

にんにくペースト 小さじ1

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

香りが均一になり、油に移る香ばしさは弱い

トマトを加える直前に入れて焦げを防ぐ

イタリアンパセリの代わりに

パセリ

代わりに使える食材 · 本格度 -5点

香りは穏やかだが、仕上げの青みとして機能する

辛口白ワインの代わりに

水80ml + レモン汁小さじ1

代わりに使える食材 · 本格度 -10点

ワインの香りは失われるが、酸味で魚の輪郭は保てる

この料理について

リヴォルノはトスカーナの港町です。内陸のフィレンツェ料理が肉と豆を得意とする一方で、リヴォルノの食卓には魚、トマト、にんにく、オリーブが並びます。メルルッツォ・アッラ・リヴォルネーゼは、そうした港町の味を家庭の鍋で再現する料理です。

この料理では、魚を強く煮立てません。トマトソースを先に整え、タラを入れてからは弱火で火を通します。身がほぐれやすい魚だからこそ、鍋を揺する程度に留め、木べらでかき混ぜないことが重要です。

日本では生タラ、黒オリーブ、ケッパー、トマト缶が手に入りやすく、家庭で再現しやすいセコンドです。材料は身近ですが、魚の火入れと塩気の調整に料理人の注意が表れます。

QUESTIONS

よくある質問

タラのリヴォルノ風トマト煮にスズキ切り身を使ってもいいですか?

使えます。ただし生タラ切り身をスズキ切り身に替えると本格度が5点下がります。淡白で近い仕上がり。皮付きなら香りが増す。

タラのリヴォルノ風トマト煮に真鯛切り身を使ってもいいですか?

使えます。ただし生タラ切り身を真鯛切り身に替えると本格度が5点下がります。身が締まり、上品な甘みが出る。煮崩れしにくい。

タラのリヴォルノ風トマト煮にパッサータ(トマトピューレ)を使ってもいいですか?

使えます。ただしホールトマト缶をパッサータ(トマトピューレ)に替えると本格度が5点下がります。滑らかなソースになり、港町風の粗さは少し弱まる。煮詰め時間を2分短くする。

タラのリヴォルノ風トマト煮を失敗せずに作るコツはありますか?

つまずきやすいのは次の点です。身の中心が白くなり、箸で押すと大きな層でほぐれる状態になったら火を止める。

タラのリヴォルノ風トマト煮を作るのにどれくらい時間がかかりますか?

4人分で合計40分です(準備15分・調理25分)。

タラのリヴォルノ風トマト煮は家庭で作るのが難しいですか?

難易度は5段階中3です。全7工程のうち仕上がりを左右するのは「ソースを作る」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。

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