Involtini di Manzo al Sugo
牛肉のインヴォルティーニ トマトソース
牛肉の薄切りにパルミジャーノ・パセリ・パンチェッタのフィリングを包み、トマトソースで煮込む。ラツィオとカンパーニャで特に愛される「日曜の料理」。スーゴ(ソース)がパスタを和えるほど旨くなるのも醍醐味。
この料理について
インヴォルティーニ(小さな巻き物)はイタリア中部から南部の家庭料理の象徴です。ラツィオとカンパーニャでは日曜日の食卓に登場する特別な料理であり、祝日の前日から準備が始まります。薄切りの牛肉にフィリングを巻き込んでトマトソースで煮込む——この「包んで煮込む」という行為は、日常の食材を特別な料理に変換するイタリア料理の知恵です。
日本のすき焼き用・しゃぶしゃぶ用の薄切り牛肉は、このインヴォルティーニに向いています。本場イタリアでも同様の薄切り肉(フェッティーナ)を使いますが、日本の薄切り肉の均一さと柔らかさは扱いやすい面があります。フィリングのパルミジャーノ・パセリ・パンチェッタの組み合わせが、牛肉の旨みと融合してソースに溶け出していきます。
煮込んだ後に残るトマトソースは、パスタと和えて前菜として使います。ローマの家庭では、このソースで和えたリガトーニを最初に出し、インヴォルティーニ本体をセコンドとして続けます。一度の調理で二皿が完成するのがこの料理の実用的な側面です。
材料(4人分)
- 牛薄切り肉(しゃぶしゃぶ用またはすき焼き用)8枚(各80〜100g)スーパーのしゃぶしゃぶ用・すき焼き用牛肉でOK。なるべく大きめの薄切りを選ぶ
- パルミジャーノ・レッジャーノ50g
- イタリアンパセリ1束(大)みじん切り
- パンチェッタ(またはベーコン)80gみじん切り。フィリング用
- ホールトマト缶500gSan Marzano系が理想。手で潰す
- 玉ねぎ1個みじん切り
- にんにく1片みじん切り(フィリング用)
- 白ワイン100ml
- エクストラバージン・オリーブオイル50ml
作り方
フィリングを作る
- 1 イタリアンパセリ1束をみじん切りにする。
- 2 パンチェッタ80gをみじん切りにする。
- 3 にんにく1片をみじん切りにする。
- 4 パルミジャーノ50gを細かくすりおろす。
- 5 すりおろしたパルミジャーノと刻んだ材料を合わせて混ぜ、塩・こしょうで調整する。
牛肉を巻く
- 1 薄切り牛肉8枚を広げ、フィリングを端から2cm残して薄く広げる。
- 2 手前からきつく巻き、爪楊枝2本で留める。
- 3 残り7枚も同様に巻く。
注意点
爪楊枝でしっかり留めないと煮込み中に解ける。
全面に焼き色をつける
- 1 オリーブオイル50mlで鍋を強火に熱する。
- 2 インヴォルティーニを転がしながら全面に焼き色をつけて取り出す。
完了の目安
全面にきつね色がついたら取り出す。
ソースのベースを作る
- 1 玉ねぎ1個をみじん切りにする。
- 2 同じ鍋で玉ねぎを中火で5〜6分、透明になるまで炒める。
- 3 白ワイン100mlを注いで鍋底をこそげながら半量に煮詰める。
- 4 ホールトマト500gを手で潰しながら加え、インヴォルティーニを戻す。
煮込んで仕上げる
- 1 蓋をして弱火で45分煮込む。
- 2 爪楊枝を外して盛り付ける。
完了の目安
肉が柔らかくなりソースにとろみが出れば完成。
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