Gelo di Melone
シチリア風スイカのジェーロ
スイカの果汁をでんぷんでゆるく固め、チョコレートチップとピスタチオを飾るパレルモの夏菓子。火入れは短く、スイカの香りと透明感を残す。
この料理について
パレルモの夏の菓子店には、スイカの赤をそのまま閉じ込めたようなジェーロ・ディ・メローネが並びます。シチリアでは「メローネ」という言葉がスイカを指すことがあり、この菓子もパレルモ周辺では夏を告げる冷菓として親しまれてきました。
ジェーロ・ディ・メローネは、7月のサンタ・ロザリア祭とも結びついた菓子です。暑い街を歩く人々にとって、冷たいスイカの香りとやわらかな口当たりは、祝祭の食卓に涼しさを添える存在でした。チョコレートチップはスイカの種に見立てられ、ピスタチオの緑がシチリアらしい色彩を加えます。
現在でもパレルモの家庭やパスティッチェリアでは、夏の食後菓子として作られます。果物をただ切って出すのではなく、祭りや家族の食卓にふさわしい形へ整えるところに、シチリア菓子らしい華やかさがあります。
材料(6人分)
- 完熟スイカ1800g皮と種を除き、果汁1000mlを取る。種が残ると口当たりが悪い
- 砂糖90gスイカの甘みにより70〜110gで調整
- コーンスターチ80gスイカ果汁で溶いてから加熱する
- ダークチョコレートチップ30gスイカの種に見立てる
- ピスタチオ(刻み)25g
- シナモンパウダー1g仕上げに少量
作り方
スイカ果汁を取る
- 1 スイカの皮と種を除き、果肉を2〜3cm角に切る。
- 2 ミキサーでなめらかにする。
- 3 細かいザルでこして果汁1000mlを取る。
完了の目安
種や繊維が残らない、澄んだ赤い果汁が1000ml取れれば次へ。
注意点
種が残ると口当たりが悪くなるため、必ずこす。
でんぷんを溶く
- 1 鍋にコーンスターチ80gと砂糖90gを入れる。
- 2 スイカ果汁を少しずつ加えながら泡立て器で混ぜる。
- 3 粉の塊がなくなったら残りの果汁を加える。
完了の目安
粉の塊がなく、均一な赤い液体になれば次へ。
注意点
果汁を一度に入れるとダマになる。最初は少量ずつ加える。
とろみをつける
- 1 鍋を中火にかけ、底をこするように絶えず混ぜながら加熱する。
完了の目安
沸騰後1〜2分。液体が透明感を持ち、泡立て器の跡が一瞬残るとろみになれば次へ。
注意点
焦げやすいので底をこすり続ける。強く沸かしすぎると香りが飛ぶ。
器に流して冷やす
- 1 熱いうちにグラスまたは小さな型に流し入れる。
- 2 粗熱を取る。
- 3 冷蔵庫で4時間以上冷やし固める。
完了の目安
4時間以上。表面が揺れても流れず、スプーンを入れるとやわらかく切れる状態になれば次へ。
注意点
熱いうちにチョコレートをのせると溶けるため、飾りは冷えてから行う。
飾って提供する
- 1 ダークチョコレートチップを散らす。
- 2 刻みピスタチオを散らす。
- 3 シナモンパウダー少量を振る。
完了の目安
飾りを散らし、冷たい状態なら完成。
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