AUTHENTIC RECIPE
Focaccia Genoveseジェノヴァ風フォカッチャ
高加水の生地を発酵させ、指でくぼみを作って塩水とオリーブオイルを含ませて焼くリグーリアの代表的なフォカッチャ。
本場北イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(6人分)
- 強力粉500g
- 水330ml
- インスタントドライイースト5g
- エクストラバージンオリーブオイル70ml
- 塩12g
- 粗塩4g
- 塩水用の水40ml
作り方
生地を仕込む
- 1 ボウルに水330ml、インスタントドライイースト5g、強力粉500g、塩12g、エクストラバージンオリーブオイル30mlを入れる。
- 2 粉気がなくなるまで混ぜ、べたつく柔らかい生地にする。
生地をこねて土台を作る
- 1 生地を台に出し、手に水をつけながら8〜10分こねる。
完了の目安
生地がなめらかになり、引っ張ると薄く伸びるが少し裂ける程度になったら次へ。
一次発酵させる
- 1 ボウルに戻して覆い、室温で90分発酵させる。
完了の目安
生地が約2倍に膨らみ、指で押すと跡がゆっくり戻る状態にする。
生地を天板になじませる
- 1 天板にエクストラバージンオリーブオイル20mlを広げ、生地をのせる。
- 2 手でやさしく押し広げ、天板の7割ほどまで広がったら20分休ませる。
完了の目安
20分後、生地の弾力がゆるみ、押し広げても縮んで戻らなくなれば次へ。
くぼみと塩水で表面を仕上げる
- 1 小さなボウルに塩水用の水40mlとエクストラバージンオリーブオイル20mlを入れて混ぜる。
- 2 生地を天板いっぱいに広げ、指で深いくぼみを全体につける。
- 3 混ぜた塩水と粗塩4gを生地の表面に散らす。
二次発酵させる
- 1 生地をさらに30分発酵させる。
完了の目安
表面がふっくらし、くぼみに塩水と油がたまっている状態にする。
オーブンを高温に整える
- 1 並行(二次発酵の間に)オーブンを230℃に予熱する。
- 2 天板ごと入れられる温度になり、庫内が十分に熱くなったら次へ。
香ばしく焼き上げる
- 1 230℃のオーブンで18〜22分焼く。
- 2 表面が黄金色になり、底面が香ばしく焼け、持ち上げると軽く感じるようになったら完成。
この料理について
リグーリア州の港町ジェノヴァは、山が海へ迫る細長い土地に築かれた交易都市です。オリーブオイル、海風、パン屋の香りが暮らしの中にあり、フォカッチャ・ジェノヴェーゼはその日常を代表するパンとして親しまれています。
フォカッチャの語源はラテン語の focus(炉、火の場所)にさかのぼるとされ、古くから平たいパンの系譜に連なります。ジェノヴァでは朝食や間食として食べられ、バールでコーヒーとともに味わう習慣もあります。
表面のくぼみに塩水とオリーブオイルをたたえた姿は、リグーリアの質素で香り高い食文化をよく示しています。華やかな具材ではなく、粉、塩、水、油という基本素材が土地の記憶を運ぶ料理です。
QUESTIONS
よくある質問
ジェノヴァ風フォカッチャを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
6人分で合計3時間23分です(準備36分・調理22分・待ち時間2時間25分)。待ち時間は手を離せるため、他の料理と並行して進められます。
ジェノヴァ風フォカッチャは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中4で、技術の見極めが要る一皿です。全8工程で、特別な設備は必要ありません。
READER REVIEWS
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