AUTHENTIC RECIPE
Cantucci e Vin Santoカントゥッチとヴィン・サント
プラートを起源とするアーモンド入りのカリカリビスコッティ。二度焼きで独特の食感を生み出す。デザートワイン「ヴィン・サント」に浸しながら食べるのがトスカーナの流儀。
本場中部イタリアで受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(8人分)
- 薄力粉300g
- 砂糖200g
- アーモンド(皮付き・丸ごと)200g生でも焙煎済みでも可。焙煎済みの方が香り豊か
- 卵3個
- ベーキングパウダー5g
- オレンジの皮1個分国産・ノーワックスのオレンジを使用。白いワタを避けて表皮だけをすりおろす
- 塩1g
- ヴィン・サント(デザートワイン)100ml提供時に添える。浸して食べるのが正式
作り方
材料を混ぜる
- 1 オーブンを180℃に予熱する。
- 2 オレンジの表皮だけをすりおろす。
- 3 薄力粉・砂糖・ベーキングパウダー・塩・すりおろしたオレンジの皮をボウルで混ぜる。
完了の目安
均一に混ざれば次へ。
生地をまとめる
- 1 卵2個を加えて生地をまとめる(残り1個は卵液用)。
- 2 アーモンド200gを加えて生地に折り込む。
完了の目安
アーモンドが生地全体に均一に混ざれば次へ。
注意点
アーモンドが割れないよう優しく折り込む。
ソーセージ形に成形する
- 1 生地を2本のソーセージ状(直径4〜5cm、長さ25〜30cm)に成形する。
- 2 ベーキングシートを敷いた天板に乗せる。
- 3 表面に卵液をはけで塗る。
完了の目安
均一なソーセージ形に成形できれば次へ。
一度目の焼き
- 1 180℃で20〜25分焼く。
- 2 焼き上がったら15分冷ます。
完了の目安
表面がきつね色に色付き、生地が固まれば次へ。
二度目の焼き
- 1 対角線に1.5〜2cm幅で斜めにカットする。
- 2 断面を上に向けて天板に並べる。
- 3 150℃で15〜20分再び焼く。
完了の目安
カリカリになれば焼き上がり。
提供する
- 1 完全に冷まして保存容器に入れる。
- 2 提供時はヴィン・サントをグラスに注いで添える。
INGREDIENT OPTIONS
手に入る食材で、本格の輪郭を保つ
カントゥッチとヴィン・サントは、次の食材でも作れます。味や食感、手順への影響を確認して選んでください。
アーモンド(皮付き・丸ごと)の代わりに
ヘーゼルナッツ
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
アーモンドの香ばしさが変わるが食感は似る
ヴィン・サント(デザートワイン)の代わりに
サウテルヌスまたは甘口シェリー
代わりに使える食材 · 本格度 -10点
風味の複雑さが変わるが食べ方は同じ
この料理について
プラート出身の菓子職人アントニオ・マッテイが19世紀に確立したカントゥッチは、今ではイタリア全土に広まっています。「プラートのビスコッティ(Biscotti di Prato)」としてIGP申請も行われており、プラートの人々にとって「カントゥッチ」という名称は厳密には他地域の産物とみなす向きもあります。
カントゥッチという名前はラテン語の「角(カントゥス)」に由来するという説があります。二度焼きにより水分が徹底的に飛ぶため、数週間の保存が可能で、旅の携行食や船乗りの食料としても重宝されました。
ヴィン・サントは「聖なるワイン」の意味を持ち、ブドウを半乾燥させてから醸造し、小さな樽で数年かけて熟成させます。カントゥッチをヴィン・サントに浸して食べるスタイルは今もトスカーナ固有の文化であり、この組み合わせで初めて一つの食体験が完成します。
QUESTIONS
よくある質問
カントゥッチとヴィン・サントにヘーゼルナッツを使ってもいいですか?
使えます。ただしアーモンド(皮付き・丸ごと)をヘーゼルナッツに替えると本格度が10点下がります。アーモンドの香ばしさが変わるが食感は似る。
カントゥッチとヴィン・サントにサウテルヌスまたは甘口シェリーを使ってもいいですか?
使えます。ただしヴィン・サント(デザートワイン)をサウテルヌスまたは甘口シェリーに替えると本格度が10点下がります。風味の複雑さが変わるが食べ方は同じ。
カントゥッチとヴィン・サントを失敗せずに作るコツはありますか?
つまずきやすいのは次の点です。アーモンドが割れないよう優しく折り込む。
カントゥッチとヴィン・サントを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
8人分で合計1時間5分です(準備20分・調理45分)。
カントゥッチとヴィン・サントは家庭で作るのが難しいですか?
難易度は5段階中2で、イタリア料理のなかでは作りやすい部類です。全6工程のうち仕上がりを左右するのは「生地をまとめる」で、各工程に見極めの目安と注意点を明記しています。
READER REVIEWS
ユーザーレビュー
この料理を作った感想を教えてください
評価ありがとうございます。確認後に公開されます。
次の週末は、コース料理を家で。
すべての皿が、いちばんおいしい瞬間に。
作りたい料理を選んだら、買い物も当日の段取りもChef Authenにおまかせ。タベリアのアプリが、前菜からメインまで、あなたのキッチンでひとつのコースに仕上げます。
- 買い物をひとつに献立と代替後の材料から、チェックできる買い物リストを自動作成
- 段取りをひとつに待ち時間や火入れを組み合わせ、全料理の工程を一本のタイムラインに
- レシピの先まで、答える火加減の見極めもアレンジの相談も、調理中の疑問にChef Authenが具体的な判断基準で回答