Cacio e Pepe

カチョ・エ・ペペ

Cacio e Pepe(カチョ・エ・ペペ)
難易度★★★★☆ 準備5分 調理15分 分量2人分

チーズと黒胡椒だけで作るローマ最古のパスタ。材料はシンプルだが乳化の技術が問われる。

この料理について

材料は三つだけ——パスタ、ペコリーノ・ロマーノ、黒胡椒。ローマ最古のパスタとも言われるカチョ・エ・ペペは、その単純さの中に技術が凝縮されています。

シンプルな料理ほど、誤魔化しが利きません。ペコリーノが均一に溶けてクリーミーになるか、それとも固まってダマになるか——その分岐点は「温度と水分」です。フライパンを火から下ろすタイミング、ゆで汁の量、チーズを加えるスピード。この三つが連動して初めて、あの滑らかなソースが生まれます。

ローマのシェフはこの乳化のテクニックを「mantecare(マンテカーレ)」と呼びます。直訳すると「バターを混ぜ込む」ですが、カチョ・エ・ペペの場合はバターなしで同じ質感を作る必要があります。難易度が高い理由はそこにあります。

材料(2人分)

  • トンナレッリ(またはスパゲッティ)200g角断面のトンナレッリが本場。スパゲッティでも可
  • ペコリーノ・ロマーノ70g細かくすりおろす
  • 黒胡椒(粗挽き)小さじ0.5フライパンで軽くトーストしてから使う

作り方

1約10分

湯を沸かしパスタを茹でる

  • 1 大きな鍋に湯を沸かし、塩(湯量の0.7〜0.8%程度)を入れる。
  • 2 沸騰したらパスタ200gを入れる。

完了の目安

約10分。パスタが表示時間より2分短い状態になったら次へ。

注意点

チーズが塩辛いため、茹で塩は通常より控えめ

2約3分

ソースを準備する

  • 1 胡椒が踊り始めたらパスタのゆで汁100mlを加えて弱火にする。
  • 2 ペコリーノ・ロマーノを目の細かいおろし金で細かくすりおろしておく。
  • 3 黒胡椒をフライパンで中火で1分乾煎りし、香りを十分に出す。
  • 4 並行パスタが茹でている間にペコリーノをすりおろし、黒胡椒を乾煎りする。

完了の目安

1分。黒胡椒が乾煎りされ香りが立ち、ゆで汁を加えて弱火にしたら次へ。

3約4分

パスタを移して乳化させる

  • 1 パスタを表示より2分早めに引き上げ、フライパンに加える。
  • 2 ゆで汁を少しずつ足しながら中火で炒め、麺にでんぷんを出して乳化させる。

完了の目安

約4分。ソースにとろみがついてきたら次へ。

4約2分

チーズを溶かして仕上げる

  • 1 火を止め、すりおろしペコリーノを3回に分けて加える。
  • 2 その都度ゆで汁を足しながら素早く混ぜる。

完了の目安

チーズが均一に溶けてソースがなめらかでクリーミーになれば完成。

注意点

チーズが固まってダマになったら極弱火に数秒かけてゆで汁を少し足し、混ぜ直す。

5約1分

盛り付けて仕上げる

  • 1 クリーミーなソースが麺全体に絡まった状態で盛り付ける。
  • 2 黒胡椒を追いがけして供する。

この料理に合わせる

現地の食卓では、この一皿と共にこんな料理が並びます。

Chef Authen

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