Cacciucco alla Livornese
リヴォルノ風魚介の煮込みスープ
最低5種の魚介を使い、唐辛子を効かせたトマトベースで煮込むリヴォルノの豪快な魚介鍋。「カッチュッコ」という語は蔑称から転じた郷土の誇り。ガーリックトーストに重ねて食べる。
この料理について
リヴォルノはトスカーナの港湾都市です。かつて地中海貿易の要衝として、トルコ人・ユダヤ人・ギリシャ人・アラブ人が入り混じった多文化都市でした。カッチュッコはその歴史の中から生まれた料理です。
「cacciucco」という言葉の語源はトルコ語の「küçük(小さなもの)」という説があります。その名の通り、市場で残った小さな魚や甲殻類・軟体動物をワインとトマトで煮込む漁師料理です。リヴォルノでは「cacciuccoの綴りにはCが5つある。だから最低でも5種類の魚を使わなければならない」と言い伝えられています。
土台となるのは、にんにく・唐辛子・赤ワインの力強いソフリットです。その中で魚が層になって煮込まれ、最後にトーストしたパンの上に盛り付けられます。
材料(4人分)
- タコ400g生タコの場合は粗塩でよく揉んでぬめりを取ること。足を切り離し、たたいてやわらかくしておく
- コウイカ300g輪切り。墨袋は捨てる
- カサゴまたはホウボウ400g3cm幅のぶつ切り
- エビ200g殻付き
- ムール貝300g殻付き、よく洗う
- ホールトマト缶400g
- 赤ワイン200ml
- 唐辛子(赤・乾燥)2本カッチュッコの個性。ケチらない
- にんにく4片つぶす
- トスカーナパン(トースト)8枚にんにくを擦りつけてから器に敷く
- エクストラバージン・オリーブオイル80ml
作り方
1約15分
魚介を下処理する
- 1 タコに粗塩(大さじ2)をまぶしてよく揉み、ぬめりを取る。流水でよく洗い流す。
- 2 タコの足を切り離し、たたいて柔らかくする。
- 3 コウイカを輪切りにし、墨袋を取り除く。
- 4 カサゴを3cm幅のぶつ切りにする。
- 5 にんにく4片をつぶす。
2約8分
タコとイカを炒める
- 1 厚手の鍋にオリーブオイル大さじ4・つぶしたにんにく・唐辛子を入れて中火にかける。
- 2 香りが出たらタコとコウイカを加えて強火で5分炒める。
完了の目安
表面が軽く色づいたら次へ。
3約32分
ワインとトマトで煮込む
- 1 赤ワイン200mlを注いでアルコールを飛ばす。
- 2 ホールトマトを手でつぶして加え、蓋をして弱火で30分煮込む。
完了の目安
30分後。タコとイカが柔らかくなったら次へ。
4約15分
残りの魚介を加える
- 1 カサゴとエビを加えてさらに10分煮込む。
- 2 ムール貝を加えて蓋をして5分煮る。
完了の目安
ムール貝がすべて口を開いたら完成。
注意点
口が開かないムール貝は捨てる。
5約3分
トーストに魚介を注ぐ
- 1 にんにくを擦りつけたトーストを深皿に敷く。
- 2 魚介を汁ごと注いで提供する。
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