Alici Marinate alla Cetarese
チェターラ風いわしのマリネ
コラトゥーラ発祥の地チェターラの伝統前菜。新鮮なカタクチイワシをレモン汁と白ワイン酢で24時間「酸で調理」し、コラトゥーラと上質なオリーブオイルで仕上げる。加熱なしで魚の旨みを最大限に引き出す漁師の知恵。
この料理について
チェターラの漁師は毎朝夜明け前に出港し、ティレニア海のカタクチイワシを追います。その日の水揚げの中で最も鮮度の良いものが食卓に上がります——ある日は塩漬けになり、ある日はコラトゥーラへの長い旅を始め、そしてある日は、レモン汁と酢の中に沈みます。
酸によるマリネ(スカペーチェやクルード)の技法はイタリア沿岸全域に見られますが、チェターラ流の特徴はコラトゥーラを仕上げに使う点にあります。生の魚が酸で「調理」され、白く身が締まった状態で皿に上がる——そこにコラトゥーラが数滴加わることで、フレッシュな酸味の中に熟成の旨みという奥行きが生まれます。
この料理に火は使いません。時間と酸が調理を引き受け、コラトゥーラが仕上げを引き受けます。漁師の台所には余分な道具も工程も存在しません。
材料(4人分)
- 新鮮なカタクチイワシ600g極めて新鮮なものを使う。鮮度が料理の成否を決める
- レモン汁(新鮮搾り)100ml酸で魚を「調理」するための核心。瓶詰めは不可
- 白ワイン酢50mlレモン汁だけでは酸が足りないため補う
- コラトゥーラ・ディ・アリーチ20ml仕上げに垂らす。加熱不要
- エクストラバージン・オリーブオイル(上質)80ml上質なものを使う
- にんにく2片極薄切り
- イタリアンパセリ1束みじん切り
- ドライオレガノ小さじ1
- 唐辛子(乾燥)1本小口切り。辛みが苦手な場合は省く
作り方
1約25分
食材を下処理する
- 1 カタクチイワシの頭を指で折り取り、腹を親指で裂いて内臓を除く。
- 2 背骨(中骨)を親指で押しながら丁寧に取り除き2枚おろしにする。
- 3 流水でやさしく洗い、キッチンペーパーで水気を完全に拭く。
- 4 鮮度が命なのでここは丁寧に。
2約24時間
材料を合わせる
- 1 バットまたは浅い容器にイワシの身を皮側を下にして並べる。
- 2 レモン汁と白ワイン酢を合わせてイワシ全体が浸かるよう注ぐ。
- 3 ラップをかけて冷蔵庫で24時間マリネする。
完了の目安
身が全体的に白くなれば酸による加熱が完了している。
3約10分
味をなじませる
- 1 マリネ液を捨て、身をキッチンペーパーでやさしく拭く。
- 2 清潔な皿または保存容器に並べ直す。
- 3 にんにく2片を極薄切りにし、イタリアンパセリをみじん切りにする。
- 4 アンチョビの身ににんにく・パセリ・オレガノ・唐辛子(小口切り)を散らし、オリーブオイルをたっぷり回しかける。
完了の目安
1時間以上なじませる。
4約3分
盛り付ける
- 1 盛り付け直前にコラトゥーラを細く均等に垂らす。
- 2 パンまたはカリカリに焼いたブルスケッタと一緒に供する。
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