AUTHENTIC RECIPE
Œufs Mayonnaiseウフ・マヨネーズ
パリのビストロで長く愛されてきた、卵とマヨネーズだけで構成された究極にシンプルな前菜。半熟寄りに茹でた卵に、卵黄・マスタード・油から手で作る自家製マヨネーズをたっぷりかける。素材が少ない分、卵の火入れとマヨネーズの乳化という2つの基礎技術の精度がそのまま皿の完成度になる。
本場フランス料理で受け継がれてきた作り方を基準にした本格レシピを、仕上がりを左右する判断点まで省略せずに紹介します。
AUTHENTICITY SCORE
本格度スコア
標準レシピの食材と手順です。代替食材を選ぶと、味・食感・工程への影響とともにスコアが変わります。
材料(4人分)
- 卵8個茹でる前に冷蔵庫から出して常温に戻しておく(急激な温度差での殻割れを防ぐ)
- 卵黄(マヨネーズ用)1個自家製マヨネーズの乳化の核。常温に戻しておく
- ディジョンマスタード小さじ1乳化を安定させる乳化剤の役割も兼ねる
- サラダ油(ひまわり油またはこめ油など癖のない油)200ml常温のものを少量ずつ加える
- 白ワインビネガー10mlマヨネーズの酸味と風味付け
- イタリアンパセリ1束みじん切りにして仕上げに散らす
- パプリカパウダー(甘口)1つまみ仕上げに振る
- 塩小さじ1
- 黒胡椒1少々
作り方
食材を戻す
- 1 卵8個を冷蔵庫から出し、常温に30分ほど戻しておく。
湯を沸かす
- 1 大鍋にたっぷりの湯を沸かし、卵を静かに沈める。
- 2 再沸騰したら火を弱めの中火にし、8分30秒〜9分茹でる。
完了の目安
時間になったらすぐに冷水にとり、殻をむく。
注意点
黄身が中心まで完全に固まらず、縁だけがねっとりと半熟寄りに仕上がるのが目安。
材料を準備する
- 1 並行(卵を茹でる間に)イタリアンパセリをみじん切りにする。
仕上げにまとめる
- 1 ボウルに卵黄1個とディジョンマスタード小さじ1を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
- 2 サラダ油200mlを最初は数滴ずつ、白っぽくとろみがついてきたら細い糸状に垂らしながら絶えず混ぜ続け、乳化させる。
- 3 全量を加え終えたら白ワインビネガー10ml・塩小さじ1・黒胡椒少々を加えて味を調える。
完了の目安
もったりと角が立つ濃度になれば完成。
仕上げにまとめる
油を入れすぎて分離し、水っぽく緩んだ場合は、別のボウルに新しい卵黄1個を入れ、分離したマヨネーズを少しずつ加えながら再度泡立て器で混ぜ直すと復元できる。
注意点
油を入れすぎて分離し、水っぽく緩んだ場合は、別のボウルに新しい卵黄1個を入れ、分離したマヨネーズを少しずつ加えながら再度泡立て器で混ぜ直すと復元できる。
材料を準備する
- 1 殻をむいた卵を縦半分に切り、切り口を上にして皿に並べる。
- 2 自家製マヨネーズをたっぷりかけ、イタリアンパセリとパプリカパウダーひとつまみを散らす。
この料理について
パリのビストロには、メニューに載っているというより「常にそこにある」と言えるほど定番化した料理がいくつかあります。ウフ・マヨネーズはその代表で、卵とマヨネーズという2つの材料だけで構成された、飾らない前菜として長く親しまれてきました。誕生の正確な記録は残っていませんが、20世紀初頭のパリの下町の食堂文化とともに広まったとされています。
かつては家庭でも日常的に作られていましたが、マヨネーズを一から作る手間があるため、近年は市販のマヨネーズで代用する家庭も増えています。それでもビストロでは今なお自家製マヨネーズにこだわる店が多く、この料理がその店の基礎力を測る一皿として扱われることもあります。
軽い前菜として、あるいはワイン一杯とともに供される一品として、昼でも夜でもフランスの食卓に自然に溶け込んでいます。素材の少なさゆえに流行に左右されず、何十年経ってもビストロのメニューから消えない一皿です。
READER REVIEWS
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